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ホームヘルパーが不足している現状
1994年の段階でホームヘルパーの数は6万人でしたが、政府が打ち出した新ゴールドプランによって1999年までに17万人のホームヘルパーを確保する事が目標とされてきました。しかし実際には介護を必要とする高齢者の数が予想以上の伸びを示し、17万人のホームヘルパーを確保しても要介護の高齢者100人に対して6人しか配置する事ができませんでした。そのため、内容をさらに強化したゴールドプラン21が打ち出され、ホームヘルパー数を2004年度までに35万人に増員する事が目標とされました。しかし、35万人のホームヘルパーが確保されたとしても、介護を必要とする高齢者に十分な人員が確保されているとはいえません。
その一方で、介護を必要とする高齢者の意識も変わってきました。これまでの公的介護サービスは、住民が最低限度の生活を送れるように行政側が一方的にサービスを提供してきたものでした。しかし介護保険制度の導入によって、利用者側が自分の望む介護サービスを選べるようになりました。それによって、自分に合った介護サービスを利用しようとする意識も高まってきています。少子化や核家族化によって家族の力が低下しており、ますます身の回りをサポートしてくれるホームヘルパーに対するニーズが高まっていきます。ホームヘルパーは単に介護福祉を支える要員ではなく、その人が充実した人生を送るための大切なパートナーです。高齢化社会が進む中で、ホームヘルパーはこれからの社会を支える大切な職業になっていくでしょう。
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