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ホームヘルパーのはじまり
ホームヘルパーはもともと「家庭奉仕員」と呼ばれており、1950〜60年くらいから自治体の福祉サービスとして派遣されていました。その時代は介護といえば家族だけで担うか、人手がなければ病院に入院させたまま(社会的入院)にするのが当たり前であったため、家庭奉仕員が活躍するのは家族が少なく長期入院もできない低所得の家族に限られていました。また、当時の家庭奉仕員には国が定めるような研修制度も資格もなく、人手もサービスの質も不安定でした。しかし、時代の変化と共に核家族化が進んで家族だけでの介護が難しくなり、社会的入院も医療費を圧迫していると批判が高まり、在宅における介護支援のニーズが急速に広がっていきました。
そのため、それまでの家庭奉仕員制度では対応しきれなくなり、1989年に高齢者の保健・福祉に関する公的サービスの目標を定めた「ゴールドプラン」が発表されました。この中で初めて「ホームヘルパー」という言葉が登場し、要援護老人に対する生活支援という考え方がはっきりと示されました。それと同時にホームヘルパーの研修制度も全国統一され、介護サービスの質・量の向上が目指されるようになりました。
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